2階展示ギャラリーでフォトグラファー中祖直子さんの<写真とことば展>を開催します。
昨年の展示が大反響だった中祖さんの写真展。
今年のテーマは「きょうだい児」です。
今年は写真に加え、「きょうだい児」─病気や障害のある子どもの兄弟姉妹に宛てた、親からのメッセージを添えた展示です。
親から子へのメッセージは、いつも深く心に響くものですが、「きょうだい児」に向けられた想いは、これまであまり語られてこなかったように思います。
今回の展示を通して、そうした親の気持ちに触れることで、見る側も思わずハッとさせられたり、自分の心の奥に眠る気持ちに気づくきっかけになるのではないでしょうか。
中祖直子 写真とことば展
「めんとむかって」
――きょうだい児に贈る、親からのラブレター
開催期間:7/6~11/30(9:00~21:00)
※施設点検日(7/14,8/12,9/1,9/22,10/20,11/17)および8/31は主催イベント開催のためご入場いただけません。
展示場:かながわアートホール2階・展示ギャラリー
<作者からのメッセージ>
11病気や障害のある子のきょうだいを
11「きょうだい児」といいます。
11私には、障害のある長男と、妹の長女がいます。
11長男の介助に時間がかかるぶん、
11長女を待たせてしまうことも。
11できる限り寂しい思いをさせないようにしてきたつもりでも、
11きょうだい児としての本当の気持ちは、
11やっぱりわかりません。
11だから私は、願います。
11この子の人生が、この子のものでありますように。
11あなたがあなたらしく生きていけますように。
11これは、そんな長女への
11ラブレターのような展示です。
11どんなにバタバタしていても
11あなたが見えています。あなたを思っています。
11生まれてきてくれて、ありがとう。
11あなたがあなたでいてくれて、ありがとう。
11あなたのことが、だいすきです。
11――そんなふうに思う親たちの声を集めました。
11めんとむかって伝えられなかった思いを、
111111写真と言葉で。 中祖直子
Photographer 中祖直子(なかそ なおこ)
横浜市在住。フォトグラファー歴18年の二児の母で、長男は最重度知的障害&肢体不自由児。
「&しゃしんかん」を主宰し、障害児・者の家族写真撮影を積極的に行うほか、写真を通して障害への理解を広める活動にも取り組んでいる。
2024年度保土ケ谷区公式インスタグラムフォトコンテスト審査員を務める。
ホームページ : https://www.and-photostudio.com
かながわアートホールは、2階「展示ギャラリー」をみなさまに作品発表の場として無料でご利用いただいています。
詳しくは、かながわアートホール(1階事務所)へ直接お尋ねください。またはお問い合わせよりどうぞ。